四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働の是非を問う住民投票条例制定の直接請求に向け、市議らでつくる「住民投票を実現する八幡浜市民の会」は3日、市内で署名活動を始めた。12月2日まで行う。
 3日は石崎久次共同代表らが、本町の市民会館周辺などで署名を呼び掛け、応じた市民が用紙に名前や住所を記していた。石崎共同代表は「再稼働に反対する趣旨ではない。生命や財産に関わる問題は市民全員で判断しなければならないという目的をしっかり伝えたい」と意気込みを語った。
 条例制定の直接請求に必要な署名数は選挙人名簿登録者数の50分の1で、9月2日時点では619人以上。会は「1万5千筆を目指す」としている。